2010.05.06(Thu.)ー05.15(Sat.)
12:00-18:30(最終日 15:00まで)
ノブ・ホサナ氏の作品は、色が美しい。会場に入り、まず目を奪われたのはこの色。深い水と熱を感じる赤が印象的な作品の数々。額装にも見入ってしまった。
ポオ エ ヤヨ氏の作品は、何とも愛らしい表情の女性が印象的。作家本人とイメージが重なるのは私だけではないだろう。見ていると細部にまで、作家の視線が反映されているだろうと思わせる。流れるストーリーを想像させられる作品達であった。
5月15日まで開催。どうぞご高覧下さい。
― 時の箱 ― Poe et Yayo
ぼくが子供だった頃
ひとつの窓から見える山々は ぼくに語りかけてきた
風の精のいたずらで 山は遠く彼方にぼくを誘ったかとおもうと
明くる日には 手の届くすぐそばまで針葉樹の指先をさしだす・・・
くる日もくる日も
ひとつの窓から山々にみつめられ
神秘に彩られた山や空気 樹々の色たちを
ぼくは 箱の中に大切にしまった
箱の中の色たちをパレットに広げ
描かれたキャンバスの中から
あの日の森へと 還ってゆく
わたしが子供だった頃
弟とわたしは菜の花畑で妖精をみた
菜の花の実を半分に割ってつくられた小さな籠を持った妖精を・・・
それは わたしと弟が共有した真実の宝ものだった
やがて大人になり
弟は「 あれは幻だったんだ 」と言った
半分 手のひらに残った真実を
わたしは 箱の中に大切にしまった
半分になった 淋しがりやの真実は
わたしの蝶たちと戯れて
時折 甘い記憶を持ち還ってくる
暗闇に閉ざされたとき
真実の ひとすじの光をみつけることができる
ひとすじの光を辿ってゆくと
眩い白い光に包まれた平原にたどりつき
やがて この世界が黄金色に包まれていることに気づく
小さな花々や虫たち
コンクリートの一片
心臓の鼓動
あなたがいて
わたしがいること・・・
黄金色に輝く 一時 一時を
わたしたちは ‘ 時の箱 ’ の中に大切にしまう
永遠のリボンをかけて・・・
展覧会サイト:http://tokinohako.com/







